イヴォン・シュイナード
アメリカ合衆国の登山家、実業家である「イヴォン・シュイナード」。パタゴニアとブラックダイヤモンドを創業し、1960年代にロイヤル・ロビンス、トム・フロストらと共に、ヨセミテのクライミング黄金時代を築き、クリーンクライミングを推進した人物です。その彼が書いた「社員をサーフィンにいかせよう」(日本語タイトル)は、パタゴニアの歴史と経営哲学が詰まった1冊で非常に興味深い。
著書の中に「ネズミと人間の遺伝子の99%は同じ。たった1%の違いだけで全く違う生き物になる」という内容が書いてある。仕事の中でも、たった1%という事に対して雑になることがあるかもしれないけど、パタゴニアはその1%にフォーカスし、それを強みとして成長しているそうだ。非常に感銘を受ける。
「神は細部に宿る」という言葉があるように、細部にこだわりぬくことが大切であることを改めて感じる一冊だ。